道具の話 4

子供の頃を思い起こせば、家具の引き出しに無造作にハンダごてや、工具が揃っていて、家電やら何やらが壊れると父親が背面カバーなどを開けてとりあえず修理、なんて場面も日常普通にあったことを思い出します。

いつしか機械の修理一つとってもかつては『めんどくさい』『わからない』だったのが、もちろんまだまだですが、有名カスタムビルダーの王道のお言葉ですが、『めんどくさいのが楽しい』と思えるようになったのかもしれません。

やっぱりものづくりのプロセスはまず道具がかけがえのない醍醐味かなと…ごくたまにガラスとは関係のないのに、お知り合いのおばあさまなどより『これ直るぅ〜?』とちょい修繕を頼まれたりもしたりしてます…(笑)

道具の話 3

そもそもガラス制作用の道具は実は限られているものとなりますので、作品作りには場合によってそれ用に道具を自作する必要があります。といいますか市販の道具のカスタム化が主。

使いづらかったらさらに加工する、『全然アカ~ン…』『失敗ダメじゃん~』…も少なくありませんw。

そのようなことをすったもんだ繰り返す中で、ガラス焼成用電気炉、加工機の修繕など、割とすんなりクリアできたり。さすがに安全なものの範囲に限られますが、それと、金属加工系の職人さんなどの技術には到底追いつくわけないし、工業系の学校などを出ているわけではないし、また電気のことは流石に永遠のど素人なわけで、ただ必要なことを繰り返しあーだこーだ身についたことのおかげで、それともともとD.I.Y.派ということもあって、例えばちょっとした自動車のメンテナンス、補修が自力できたり、ちょっとした家具などを修繕したり作ったりということができたり、全然関係ないようでおかげで道具の扱い方で色々とラッキーな副産物の習得がそれなりにあります…

今では世の中にある製作物は壊れても大概直る、という考えに至ってます(笑)

つづく

道具の話 2

中には昔ながらの加工機など今ではもし故障したら直せない、直す人がなかなかいないかも…レベルのものも普通にあります。

そういったものを壊れたら試行錯誤しながら修理して使いますから、”道具を直すための道具”などを自作したりw、現状無いパーツをどうやって何かで代用して使うことができるか…を長年出くわす度に続けることによって、結果、全然関係のないスキルが身に付くようになってたりもします(笑)

つづく